前回の記事に引き続き過去のお話になります('ω')ノ
その後プロラクチンの値を下げる薬を処方された私は毎日服用し続け、その成果が出たのか確かに生理が来るようになりました。
それからの流れはというと、
薬を服用する
↓
生理が来る
↓
産婦人科へ行き採血
↓
プロラクチンの値を確認
このサイクルをひたすら続けました。
その結果からかプロラクチンの値は確実に下がっていっていました。
プロラクチンの値が下がるってことは生理がきやすく・・・
なってない!?
こんなにも毎日欠かさずに薬を飲み続け、産婦人科へもしっかり通っているのに何で生理が来なくなる時があるのかが不思議でした。。
先生にその旨を伝えると、先生はこう告げました。
『もしかしたらプロラクチンが高くなっている原因は脳の下垂体(脳の中にある様々なホルモンの働きをコントロールしている部位)から分泌されるホルモンの影響かもしれない』
「ん?どういうこと?」
よく意味が理解できなかった私はとっさにそう答えました。
すると先生はこう続けました。
「つまり下垂体に腫瘍があるかもしれない。大きな病院での検査をお勧めします。」
「は!?脳に腫瘍!?」
今まで何一つ大きな病気になどかかった事のなかった自分に対し、腫瘍という言葉などは無縁だと思っていました。
でもそれが今目の前で医者に告げられる。
なんとも言えない不安と恐怖に襲われました。
私はすぐさまそれを当時付き合っていた彼(現在の旦那)に打ち明けました。
彼は特に驚く表情を見せることも無くこう言いました。
「不安な気持ちも十分わかるよ。でもそれ以上に生理不順の原因を知ることができ、これからの治療法も明確になるんじゃない?むしろプラスに考えようよ!」
たったそれだけの言葉でしたが十分すぎる勇気を貰えた私は『こうなったら徹底的に原因を追究してやる!』そう思い先生から渡された紹介状を強く握りしめました。
CTRの検査は多くの人で予約待ちだったので検査を受けれるのは約二か月後となった。
それから検査を受ける日が来るまで不安が消える事はなかったけど、その都度彼が言ってくれた言葉を思い出し乗り切った。
そして当日。あらかじめこの日は有休をとっていたので、午前から病院へ。
午前にCTRの検査を行い、午後にその結果が聞けることに。
脳神経外科の先生の診断はこうだった。
「まず、画像診断の結果からすると、脳の下垂体には影がみられるがはっきりと映っていない為、腫瘍なのかどうかははっきりとは言えない。」
「もし仮にはっきり写っていたとしても、現時点では取り除く治療法はなく、現在処方されているプロラクチンの値を下げる内服薬を飲んで様子を見るしかない」というものだった。
また、はっきりと写らなかった原因として考えられる可能性としては、私が現在服用しているプロラクチンの値を下げる薬を服用した経歴がある為かもしれないと言われた。
要するに、腫瘍があるかどうかを知りたい立場の私が、腫瘍が見つかった人の治療法を既に行っていたから。。というちょっと複雑なもの。
そんなこんなで結果、1年後にまたCTRの検査をして様子を見ましょう。となりました。